井戸のある土地はどうしたらいいか?
2021年11月12日
◯井戸を埋めてもいいのか?
気に入って、購入しようと思った不動産に使っていない古い井戸がある。
そのまま埋めてしまってもいいのか? 少し心配になります。
日本には昔から、海や山などの自然や身の回り全てのものに神様を感じ感謝する神道の習慣があります。
井戸もその一つで、昔から神様が宿っていると信じられてきました。
そんな井戸を建物を建築する際に、埋めてしまってもいいのか?
経験のない方は、どうしたらいいか困ってしまいます。
地域や宗教によっても様々ですが、お祓いなどをして、感謝の気持ちをきちんと示し埋めていけば、普通の土地として使用して問題はないと言うことです。
規則や科学的な理由はありませんが、水は生命の源でもあるので、井戸は大切に扱うことをおすすめします。
◯どうやって埋めるのか?
実際に井戸を埋めるには、神主さんなどにお願いして、お祓いをして頂きます。
そして、内部の清掃を行い、神様が息をできるように、息抜き用の竹やパイプを差し込みます。
この竹やパイプは地下のガスを抜くための役割であるとか、必要ないと言う説もあります。
この後、きれいな砂利・石・砂で井戸を埋めていき作業を完了させます。
この時、決して廃材などは使わないように気をつけます。
この作業は、地域にくわしい解体業者さんにお願いすればいいでしょう。
◯費用はどのくらいかかるか?
神主さんにお願いしてお祓いをしてもらう事を、井戸埋立清祓(いどうめたてきよはらい)と言いますが、この費用はおよそ3万円前後となります。
埋め戻しと枠の撤去でおよそ10万円前後の工事費用がかかってきます。(深さ等により金額は変わってきます。)
また、建物の解体・建築を伴う場合は、通常これ以下の金額で可能です。
◯まとめ
使われていない古い井戸を埋める場合は、神主さん等にお願いしてお祓いをして、地域の専門業者に解体をお願いするようにしましょう。
費用はお祓いと解体工事費を合わせて、13万円前後必要と考えておきましょう。
売主買主どちらが費用を負担するかは、特に決まりはありませんが、契約前に話合いを行い決定し、書面にしておくことが大切です。
そして、お祓いの際は売主買主共に立会する事をおすすめします。
ただし、科学的な根拠に基づくものではない事は理解しておいて下さい。
神戸市北区で古い井戸がある土地や古家を売却する際は、ぜひ、不動産プラザ「売却くん」へご相談下さい。
遠方やお忙しい方は、オンラインでの対応も可能です。