「シニアとメザニン」なんかアニメの登場人物のような名前ですが、融資の種類のことです。
外資系リートの評価書をみていたんですが、メザニンローンを言うワードが出ていました。
「何それ?」
またアメリカが生み出した新種の金融派生商品かと思ったら、そんな難しいものではありませんでした。
僕も、サラリーマン時代に何回か使っていました。
その時にこのワードを知っていれば、かっこよかったのにと後悔してしまいました。
【シニアローン】
通常の銀行融資のことをシニアローンと言います。老人とは全く関係ありません。
登記簿で一番抵当の債権者ところですね。旧住宅金融公庫とか都市銀行とかがそうです。
普通は3000万円のマンションを購入する場合、自己資金を200万円用意してフラット35で3000万円を借ります。
このフラット35の3000万円の融資がシニアローンと言うことになります。
【メザニンローン】
一方メザニンローンとは、二番抵当の債権者のことです。
僕がこの業界に入ったころは、よく公庫で80%借りて残り10%銀行で借りて、
一番抵当が公庫で二番抵当が都市銀行とかノンバンク、と言うパターンがありました。
この一番抵当の債権者よりリスクの高い融資をするのが、メザニンローンです。
基本的にはノンバンク系と考えてもらっていいです。
当然一番抵当の債権者が、「もうこれ以上は融資できない!」と言う状況で更に融資するのですから、
リスクは高くなります。よって金利も上がってきます。
これがメザニンローンです。全然複雑な融資ではありませんね。
でも、名前がカッコいいと思いません?
【スターアジア不動産投資法人】
メザニンローンと言うワードが出ていたのは、スターアジア不動産投資法人です。
良い悪いではなく、人それぞれが判断すればいいのですが、明らかに投資のスタンスは日本人より積極的なスタイルです。
なかなか日本人はまねできないと思います。
ちなみに直近の数字で利回りは、驚きの約6.6%でした。これって凄くないですか?
アメリカの投資会社って大変ですね。でもこのパワーが世界一位の経済大国の源なんですね。