『夢をかなえるゾウ』のドラマを先日見ました。2回目です。
マリー・アントワネットのこの言葉が出てくるのですが、どうも気になって仕方ありません。脳内で自動再生されて困っています。
と言う訳で本題です。
「実物不動産が買えなければ、リートを買えばいいじゃない!」マリー・アントワネットの逆ですね。

【リートと言う方法もある。】
不動産投資をしてみたいけど、まとまった資金がない。
こんな方も多いですよね。不動産投資を小口証券化して株式のように自由に売り買いできる、リートと言うものもあります。
一口数万円から購入できるものもあります。当然毎日売買が繰り返されているので価格変動があり買った値段より値下がりすることもあります。
決してリートを強く薦めるつもりはありません。少しバブっているようですし、ただ少額から不動産投資ができるのは面白いです。
【ドルコスト平均法】
株式やリートのような値動きのある金融商品の買い方って難しいですよね!
どこが底値か?どこが天井値か?どこで買ったらいいか?
素人が考えて買っても、大概失敗します。
そもそも底とか天井とかを狙って売買するなんて、神さまじゃないので出来っこありません。
以前に勝間和代さんがブログに書いていたんですが、ドルコスト平均法が有効だと知りました。
1年間毎月一定額の金融商品を購入して、価格変動を吸収する。とても賢い方法だなぁーと思いました。
例えば、120万円を用意して、毎月10万円分トヨタ自動車の株を買っていく。1年間で買い続ければ1回で120万円買うより値動きのリスクを分散できます。
それに毎日毎日、株価を気にせずストレスも減ります。高くても安くても10万円分買えばいいだけですから、脳みそにはやさしい投資法です。
僕も機会があれば、これを試してみたいです。
【リートの利回り】
最近、証券会社に口座を開設してリートに投資する人が増えているようですが、不動産屋の僕がアドバイスできることが一つだけあります。
住宅・ビル・ホテル・物流施設を買って運用しているファンドさんは、あの手この手を使い、かなり高い賃料で物件を運用しています。
僕なんかは、「ちょっと無理しているなぁー!」と思ってしまいます。その位賃料設定の高いものもあります。
投資家の資金を集める為に、高利回りをキープしたいのは当然理解できます。
しかしリートを買う側は、更新時や入替時に賃料が下がり利回りが低下することも頭にいれておいた方がいいです。最悪破たんすることもあります。
リートの最大の魅力はやはり安定した利回りですが、利回りの高さだけを基準にするのはちょっと心配です。
証券投資の知識は全くありませんが、「リートに組込まれている物件は賃料設定が強気なものもあるので注意して下さい。」と言うことです。
ちなみに、日銀がもっている三井不動産住宅系リート『日本アコモデーションファンド投資法人3226』の予想利回りは約3%です。何かの目安にして下さい。
以上、朝ご飯にケーキを食べることは絶対にないダイヤモンド石田敦也でした。
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