最新の不動産市場データーが全宅連不動産研究所から発表されました。賃貸経営に関するところを見ていきます。
【居住用賃貸】
✅近畿圏の成約件数
12月の成約件数は、10ヶ月連続で前年を下回り、前年比マイナス3.8%。
✅近畿圏の賃料
2019年第4四半期の平均成約賃料㎡単価は、マンションが5期連続で前年を上回りプラス2.2%。アパートは、2期連続で前年比を下回りマイナス2.3%。


成約件数については、10ヶ月連続で前年割れと言うのは少し心配です。これからの繁忙期がどうなるかにかかっていますね。
賃料については、マンションが5期連続で前年を上回っていますが、新築物件の影響でアップしていると言ったところでしょう。実感としては横ばいですね。
下の消費者物価指数のグラフが示す通りです。

また、供給(貸家の着工戸数)は近畿圏は、5ヶ月連続で減少のマイナス8.2%(同+6.0%)でした。
【中古マンション】
✅近畿圏の成約件数
3ヶ月連続で前年を下回り、前年比マイナス3.8%。
✅近畿圏の成約平均㎡単価
83ヶ月連続で前年を上回り、前年比プラス2.8%。

近畿圏の中古マンション動向で注目は、価格が83ヶ月前年を上回っていますが、ここ3ヶ月は成約が前年マイナスに転じてきています。
この状況が続けば、価格にも影響が出てくると予想されるので注意が必要です。
この他にも新築マンションや一棟売りやオフィス賃料等のデーターも発表されていました。量が多いので回数を分けて掲載します。
以上、ダイヤモンド石田敦也でした。