この時期Yahoo知恵袋に、「新しく一人暮らしをはじめるのに初期費用はどのくらいかかりますか?」のような投稿をよく目にします。
初めて賃貸を借りる方には、礼金とか保証料とか意味不明の費用がいくらかかるんだろう?貯金だけでたりるんだろうかって、心配ですね。
初期費用も気になりますが、これから毎月払っていく家賃もとても重要です。一回だけではないですから。
なので、初めて一人暮らしをする方の適正賃料を考えてみました。
◆20代の平均給与は267万円
上の国税庁の資料をみると、20歳から24歳の給与の平均は税込で267万円です。手取りにすると213万円、月17.7万円です。ボーナスは無視して月割にしました。
〇食費(外食中食) | 48,000円 |
○水道光熱費 | 10,000円 |
〇娯楽費 | 20,000円 |
〇通信費 | 10,000円 |
〇雑費 | 10,000円 |
〇貯金 | 20,000円 |
〇保険 | 5,000円 |
〇合計 | 123,000円 |
家賃以外の支出合計は、ざっと123,000円です。
177,000円手取りー123,000円支出=54,000円
あくまで平均値で職種や地域は無視していますが、自炊をしない方のイメージはこんな感じです。
だいたい予想通りです。給与と家賃は相対的にうまくバランスがとれています。
◆適正家賃は50,000万円前後
新社会人の方が無理なく払える家賃は、およそ50,000円前後がストライクゾーンです。
全国平均値をとったので少し無理はありますが、
でも、だいたい現実に成約している価格帯と一致しています。やはり市場は合理的に機能しています。
高いものは売れないけど適正な価格のものは売れていきます。
僕らは賃料の査定をするときに、㎡単価×面積で計算しますが、この給与の額も忘れないようにしないといけませんね。実際に家賃を払ってくれるのは入居者ですから。調達コストだけの計算では成り立たないのです。
以上、平均給与からみた新社会人の適正な家賃でした。