
住んでいる自宅を売って、新しい物件に買い替える方も多いと思います。
でもこれって、意外と大変な作業なんです。
住宅ローンが残っていて自己資金が少ない場合は特に、
何でか?
同じ日に、売り買いを同時に行はないといけないからです。
例えば、朝10:00に自宅売却を完了して残代金をもらいローン残を銀行に返済し移転登記・鍵引き渡し。
10:30に住み替える物件のローンを実行してもらって、新居の鍵をもらい引越しをする。
朝8:00から引越しを初めて、荷物をトラックに移し、10:00には家を空っぽにしておかないといけません。そして、11:00から新居へ引越し!
これって、ウルトラCですよね!
自宅売却の買主さんのローン実行店も同じか近くでないと出来ないし、夫婦2人とかいないと出来ません。
なので、こう言うケースは留保金をとって、明渡を数日猶予してもらいます。
当然、自宅売却のときの買主さんの同意が必要ですが、
では、実務的にはそうするか?
留保金特約を入れます。
普通、3000万円の物件を契約すると、
手付金が300万円、残金が2700万円ですが、
残金を(所有権移転日)2500万円にして、一週間後、引越しが完了し家を空っぽにしてもらったら、
残りの200万円を支払い、物件の引渡を受ける。
残金の一部を留保します。
普通は移転登記と物件の引き渡しは同時に行います。
それが、一番安全でベストな方法なんですが、
買い替えのときは、留保金をとって明け渡しを延ばすことも方法としてはあります。
現実、これを使わないと買い替えが出来ない方もいます。
ただ、思わぬリスクもあることを理解して慎重に計画し行ってください。